予防接種について

 予防接種は、細菌やウイルス等の病原体から作成したワクチンを接種することで、病気にかかりにくくしたり、病気にかかっても軽症で済むようにすることが目的です。
 当院では、健診と同じように予防医学推進の考え方から、積極的に予防接種に取り組んでいます。診察時間内はいつでも接種可能ですが、入手しにくいワクチンもありますので、必ず事前にご予約ください。


 

 

               
  予防接種ワクチン 公費あり 自己負担  
  四種混合ワクチン (ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ) 8,000円  
  三種混合ワクチン (ジフテリア・破傷風・百日咳) 3,000円  
  二種混合ワクチン (ジフテリア・破傷風) 2,000円  
  MRワクチン (風疹+麻疹) 11,800円  
  ヒブ(Hib)ワクチン 5,500円  
  肺炎球菌ワクチン (大人用) 8,640円  
  肺炎球菌ワクチン (小児用) 8,640円  
  水痘(水ぼうそう)ワクチン 10,800円  
  おたふくかぜワクチン 8,640円  
  麻疹ワクチン 10,800円  
  B型肝炎(HBV)ワクチン 3,500円  
  インフルエンザワクチン (4価ワクチン) 3,500円  
  ※HPVワクチン (9価ワクチン)  無料  
               
             

 

 

※2023年4月より、9価の「HPVワクチン」は、公費で接種できるようになりました。小学6年〜高校1年相当の女性が対象です。

 9価の「HPVワクチン」は、9種類のHPVの感染を防ぐことができ、子宮頸がんの予防が期待できます。接種を希望される方は、お

 気軽にご相談ください。

ワクチンの同時接種について

近年、お子さまが受けるワクチンは増えています。予防接種の接種推奨期間は、その年齢に予防すべき疾患に合わせて設定されています。推奨期間内に適切に接種することで、重篤な疾患を防ぐことができます。
そこで、ワクチンの同時接種について、簡単に説明します。


Q.同時接種しても効果は大丈夫?

A.全く問題ありません。海外ではむしろ同時接種が一般的で、ワクチンの有効性や副反応について、同時接種と単独接種では差がないことが、科学的に証明されています

Q.同時接種は危険なの?

A.ワクチンの同時接種の安全性について、日本小児科学会は、効果が減少することはなく、有害事象や副反応の頻度が上がることはないとまとめています。

Q.何種類まで同時接種できるの?

A.接種できるワクチン(生ワクチンを含む)の本数について、日本小児科学会は、同時にいくつもの接種をしても問題ないと表明しています。

つまり、「複数のワクチンを同時に接種すると、どんな問題がありますか?」という質問に対しての答えは、

全く問題ありません」となります。


ワクチンによって命に関わる重篤な疾患が予防できます。そして、ワクチンによって多くの命が救えます。適切な時期に適切な予防接種を受けることが重要です。ワクチンの重要さをよく理解し、お子さんが重篤な疾患にかかるのを予防しましょう!


卵アレルギーについて

卵アレルギーが予防接種で関係することがあるのは、麻疹とおたふくかぜ、インフルエンザだけです。
したがって、麻疹ワクチン、麻疹・風疹混合ワクチン(MR)、おたふくかぜワクチン、インフルエンザ以外の予防接種は卵アレルギーがあっても心配ありませんので受けて下さい。

しかしながら、卵を食べてアナフィラキシーショックを起こすような重篤な卵アレルギーがある人は、接種を見合わせます。かかりつけの医師と相談してください。
当クリニックでは、程度の軽い卵アレルギー(部分除去の人や血液検査のみ陽性の人)には、接種後に30分待機してもらい経過を観察しています。(アレルギー反応が起これば直ちに処置を行うためです)