院内設備

レントゲン検査

呼吸の状態(肺や横隔膜、肺内血管などの動き)を確認しながら胸部レントゲン写真を撮影できる機器です。これによって、微妙な異常影もその場で確認することができ、より正確な診断に役立てることができます。撮影した画像もデジタル処理がなされ、診察室のモニターに表示されます。
また、この機器を使って、胸腰椎や四肢などの骨折の確認なども行っています。


呼気NO(一酸化窒素)測定検査

 呼気一酸化窒素(NO)濃度は、簡便かつ生体を傷つけないように測定が可能です。そのため、気道炎症の程度を数字で把握することができ、喘息等の診断だけでなく、治療方針の決定にも役立ちます。


呼吸機能検査(スパイロメトリー)

肺の呼吸機能は、20歳代をピークに加齢とともに低下します。現在の自分の呼吸機能がどの程度なのかを「肺年齢」として分かる検査をして、肺の健康リスクを知ることは重要です。特に喫煙者の方は、COPDの早期発見のためにも必要です。呼吸機能検査(スパイロメトリー)は、息を吹き込むだけの簡単な検査です。当院では、性別、年齢、身長から算出される一秒量の標準値と比較して「肺年齢」を算出しています。


血中酸素飽和度測定検査

 肺から取り込まれた酸素は、血液中の赤血球の中にあるヘモグロビンと結合して全身に運ばれます。パルスオキシメーター(左図)は、手の爪にセンサーを挟むようにつけるだけで、血液中のヘモグロビンのうち酸素と結びついているヘモグロビンの割合をパーセント(%)で表示します。慢性の呼吸器疾患などの病状把握に役立ち、治療の方針を決めるのにも有用な検査です。

簡易睡眠ポリグラフィ検査

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の診断のために行う検査です。手の指と鼻の下にセンサーをつけ、血中酸素飽和度(SpO2)とイビキや呼吸の状態から気道の狭窄や呼吸状態を調べます。
ご自宅でもできる検査なので、普段と変わらず仕事や日常生活をそれほど心配せずに検査することができます。


超音波(エコー)検査

超音波検査とは、体の表面から人間の耳には聞こえない高い周波数の音波(超音波)を当て、体内の組織にぶつかってはね返ってきたエコー(反射波)を受信し、コンピューター処理で画像に映し出す検査で、エコー検査とも呼びます。この検査は、レントゲン検査やCT検査のように放射線被爆の心配がなく、検査を受ける患者さまの苦痛もなく安全な検査です。
この検査で調べられる臓器は多肢にわたり、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓等の臓器の異常(脂肪肝、肝硬変、肝癌、胆石、腎結石など)を発見するだけでなく、膀胱や前立腺のような泌尿器領域や、子宮や卵巣などの婦人科領域、甲状腺や乳腺などの内分泌領域の臓器も診断することが可能です。
 当院では、予約なしに随時行っております。


骨塩定量(骨密度)エコー検査

現在、我が国の骨粗鬆症の患者は1000万人ともいわれていますが、女性がそのうちの8割を占めており、また、60歳代の女性の約半分が骨粗鬆症だといわれています。骨塩定量(骨密度)検査とは、X線や超音波を使って、骨の中に詰まっているカルシウムなどのミネラル成分の量を測定することです。
 当院では、超音波による測定です。

体にやさしく、衛生的に素早く測定が、できます。


ホルター心電図検査

ホルター心電図は、24時間にわたって日常生活の心電図が記録できるので、不整脈や狭心症の発作時の心電図をとらえることができ、診断に役立ちます。また、不整脈や虚血性心疾患の治療効果判定にも有用です。
胸に4ヶ所電極を付け、検査します。


その他

・ 不整脈や心筋梗塞など心臓全体の状態を調べることができる自動解析付き心電計(心電図)
・ 糖、タンパク、潜血などの一般的な尿検査ができる尿分析装置